セコム・ユビキタス電子カルテ

導入事例:vol.8

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柏原赤十字病院 様

地域医療には“神経系”が不可欠。それにはやはり、クラウドの電子カルテ。

兵庫県中部、丹波地方の中核病院として、100年以上の歴史を持つ柏原赤十字病院。地域医療のクオリティ向上をめざす同病院の片山 覚院長が、セコム・ユビキタス電子カルテを導入しました。その目的やねらいとは…

医師や医療機関を結ぶ“神経系”に。

 「地方の医療には、その地域の医師や病院を結ぶ“神経系”が絶対に必要。」と言い切る片山院長。限られた医療スタッフで患者様のニーズにきめ細かく応えるには、医療スタッフや医療機関の連携がどうしても欠かせない。その連携のための仕組みを、片山院長は神経系と呼んでいる。その神経系として片山院長が選んだのが、クラウド型のセコム・ユビキタス電子カルテだ。「東日本大震災で、クラウド型電子カルテが災害に強いことが確認されました。

赤十字病院は災害時の診療が重要な使命のひとつであり、その点がこの電子カルテを選んだ大きな理由です。さらに、インターネット回線があれば訪問看護師がモバイルで使ったり、他のクリニックや調剤薬局、介護施設などとも情報を共有できる。急病の患者様がいらしても、どこの病院や施設からでもその方のカルテを参照し、すぐに適切な対応ができるようになります。そういう“地域まるごとホスピタル”が私の夢ですが、そのツールとしてまさにうってつけですね。」(片山院長)

導入にはメールや掲示板を活用。

今回の電子カルテ導入では、片山院長のとった手法もユニークだ。まず、院内の連絡・情報共有のシステムとして、メール、サイト、カレンダー、文章共有などのグループウェア機能が安価で使えるGoogle Apps for Businessを導入、160名以上いる院内スタッフ全員が利用できる環境を整えた。「掲示板やメーリングリストを使って、院内の意見調整を行いました。最近はスマートフォンも普及しているので、スタッフの方も思いついたときに気軽に発言できます。」(片山院長)。

また、スタッフがあらかじめこのツールでPCに親しんだため、PC初心者のスタッフでも電子カルテ導入時までには戸惑うことなく操作できるようになっていたそうだ。こうして2011年8月、セコム・ユビキタス電子カルテが外来部門で運用開始された。入院部門は電子カルテに付随したオーダリング機能を使用、またPACSも導入されるなど、院内のペーパーレス化が一気に進んだ。「看護師からは看護以外の業務に費やされる時間が減って、患者様に直接かかわる時間が増えたと好評です。」と片山院長は導入効果を語る。

医師にもう・黶Eオい電子カルテ。

「クラウド型電子カルテは医師不足となっている地方の病院の医師確保にも効果が期待できます。」と片山院長は語る。柏原赤十字病院の電子カルテは既に、神戸赤十字病院の端末ともつながっていて遠隔画像診断に活用している。「今年から神戸赤十字病院からの地域医療研修医がきますが、症例を相談したいと思ったら、この病院から神戸にいる専門医にすぐに聞けます。将来、クラウド型に電子カルテがもっとつながっ

ていけば、孤立しがちな地方で勤務する医師の大きな力になると考えています。この電子カルテは、医師にとってもうれしいのです。」柏原赤十字病院では、この5月から入院部門も電子カルテ化し、訪問医療にも運用範囲を広げる。それだけではなく、この地域のほかの病院や医療施設にどのように神経系を張り巡らせていくか、片山院長の目はすでに地域全体を見すえている。

「日経メディカル」より転載

【プロフィール】
片山 覚 院長

兵庫医科大学卒業後、鳥取大学医学研究科博士課程を経て、兵庫県立尼崎病院勤務。その後、公立八鹿病院、美方町国保大谷診療所など兵庫県内の病院に勤務。平成23年6月より柏原赤十字病院の院長に就任。


日本赤十字社 柏原赤十字病院

郡立柏原病院として発足、110年以上にわたって地元から親しまれてきた病院。12の診療科、一般病床163床、感染床病床4床を持つ。所在地は兵庫県丹波氏柏原町。

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