KENKOの人間ドック

PET検査では、横になった姿勢で体の広い範囲を検査し、がんを調べます。検査のための薬を注射し、細胞の活動性を画像化します。
KENKOではPETにCTを組み合わせたPET/CTで検査を行います。PET/CT装置は代謝画像と形態画像を一度の検査で取得するため、精度に優れた診断画像が得られます。

脳PET

PETを用いた認知障害の検査

脳のエネルギー代謝は、脳細胞の活動が活発な部分で高く、活動が衰えた部分で低くなります。PETはMRIやCTでは分からない脳の活動（組織の代謝）状況を調べることができるので、活動が衰えた部分を発見することによりアルツハイマー型認知症の兆候なども初期段階から発見することが可能です。

PET/CT検査は、がんの早期発見だけでなく、良性疾患の早期発見にも一役かってます。

頭部MRI検査は、頭部の断層像を撮影、脳腫瘍・脳梗塞・脳出血を見つけるのに適した検査です。MRAはMRIの撮影方法の１つで血管を描出する検査です。

胸部CT検査は、肺がんの早期発見や、肺気腫・肺繊維症などの肺疾患の診断に有効です。

上部消化管内視鏡検査

上部消化管内視鏡検査は、食道・胃・十二指腸の内腔を観察する検査です。
食道がんや胃がん、食道炎や胃ポリープ、十二指腸潰瘍などの診断に有効です。

大腸内視鏡検査

大腸内視鏡検査は、内視鏡を肛門より挿入し、大腸の炎症やポリープ、がんなどを調べる検査です。
通常、大腸の蠕動を抑える注射を行い、必要な方には鎮静剤・鎮痛剤の注射を用いて検査の苦痛を緩和します。内視鏡は10～12mm径程度で、肛門から大腸全体を観察するように挿入します。必要に応じ、生検（組織の一部を摘み取って調べる検査）を行ないます。
検査の所要時間は、個人差がありますが、前処置を含め4～5時間以上かかります。

【会員特典】
KENKO会員は、大腸内視鏡検査の前処置時、個室を準備して、周囲を気にせずに受けられます。

※大腸内視鏡をお選びいただいた場合は人間ドック受診日から10日以内の別日での検査となります。

サルコペニアとは加齢や病気などで、筋肉量や筋力が低下した状態をいいます。サルコペニアになると転倒・骨折のリスクが高くなり、動作が遅くなるなどの影響が顕著になります。65歳以上に多いのですが、若くても身体活動の減少、極端なダイエットなどで予備群になることがあります。
筋力(握力)、身体機能(椅子立ち上がりテスト)、筋肉量の3項目を調べ診断されます。握力は全身の筋力と相関が高いことが分かっています。椅子立ち上がりテストでは、腕を使用せずに5回椅子から立ち上がるのに要する時間を調べます。
さらに、血液検査で骨強度の維持に必要とされるビタミンDを調べます。筋肉量はDXA装置で測定します。

マンモグラフィ（乳房Ｘ線撮影）、乳房超音波検査により乳がんを早期発見。経膣超音波検査や骨盤ＭＲＩにより子宮や卵巣の状態を調べます。

ＫＥＮＫＯの人間ドックを受診された方には、8名以上の医師の手による20ページを超える詳細な結果報告書をお渡します。
結果報告書には、主治医からの人間ドック総合判定結果と各検査結果が記載されます。
検査結果では血液検査などの数値とともにＰＥＴ検査、ＣＴ、ＭＲＩ、超音波検査などの画像診断検査の検査画像も見ることができます。
総合判定のほか、各領域の専門医からの臓器別の判定結果も報告書に記載されます。
検査結果は、会員様のお身体の具合を把握している主治医が直接、ご報告やご説明をいたしますので、安心してお聞きいただけます。