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社長メッセージ〜学生の皆さんにお伝えしたいこと

既成の概念に捉われることなく、本当に必要なものは何か?を考え、共に新しい一歩を歩んでいく仲間を求めています。

セコムの医療事業は、1991年に「訪問看護」と「薬剤提供」の在宅医療事業からスタートしました。当時、これらのサービスは世の中に認知されていませんでしたが、「生活者の安全・安心」のために、パイオニアとして挑戦しました。 約30年が経った現在では、20の提携医療機関をはじめ、訪問看護ステーション34ヵ所、通所介護6ヵ所、訪問介護3ヵ所、シニアレジデンス 混合・自立型4ヵ所、介護付き有料老人ホーム11ヵ所を運営しています。 そして、介護・医療のみならず、クラウド型電子カルテや病院経営情報分析システム、遠隔読影、遠隔病理診断、遠隔診療など、医療ICT事業においても数多くのサービスを提供しています。 特に遠隔診療システムは、クラウド型電子カルテと組み合わせた国交省のスマートアイランド事業やAMEDのウイルス等感染症対策技術開発事業実証研究支援に採択され、離島やCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)対策として医療現場で活用されています。さらに、スマートホスピタルの実証実験において病棟での活用も検討されています。
また、これまで国内で築き上げた医療サービス・システムを海外へ展開すべく、2014年にインドのベンガルールに病院(Sakra World Hospital)を設立しました。2019年には、病院のサテライトとしてクリニックを新設すると共に在宅医療を開始。現在は、2025年の第二病院開設を目指しています。

セコムは、2017年5月に「セコムグループ2030年ビジョン」を策定し、「いつでも、どこでも、あんしん」「誰にとっても、あんしん」「切れ目なく、ずっと、あんしん」を特徴とする「あんしんプラットフォーム」構想を発表しました。構想の実現にはセコムグループの総力を結集する「ALL SECOM」、セコムと想いを共にするパートナーとの「共想」、ビッグデータ分析によりお客様の潜在ニーズに応えつながりを増やしていく「コネクテッド」、「安全・安心」を提供するサービスを「快適・便利」なサービスに進化させる「価値拡大」が必要となります。これらを実現することによりセコムグループは、変わりゆく社会に、変わらぬ安心を提供することを目指しています。

セコム医療システムは、セコムグループの一員として、安全で快適な暮らしを営む上で、「命を守ることは究極のセキュリティ」をモットーに医療・介護・健康分野におけるサービスを展開しています。医療・介護・健康事業を展開している企業は数多くありますが、セキュリティ、防災、メディカル、保険、地理空間情報サービス、BPO・ICTなどの事業をトータルに展開しているのはセコムグループだけです。だからこそ「セコム医療システム」でしかできない仕事があります。

我々は、2018年より「Courage Challenge Change 変化を恐れず、常に新しいことにチャレンジ!」をスローガンに掲げています。COVID-19に見舞われた2020年には、Curiosity Consideration Concentration Continuationを加え、7Cをモットーに社員一丸となって「日本一信頼される医療・介護グループ」として、セコムにしかできない社会にとって有益なサービスの提供の実現に努めています。みなさん、私たちと一緒に、お客様から「良い仕事をしているね」と言われるような挑戦をしてみませんか。

我々は、以下のような志のある人財を求めています。

第一に、「社会の困りごとを解決したい」「世の中のためになる新しいサービスを作り出したい」という強い想いを抱き、新たなものに挑戦するチャレンジ精神に溢れている人財。

第二に、常に問題意識を持ち、受け身で指示を待つのではなく自ら考えて、失敗を恐れず勇気をもってまず一歩を踏み出せる人財。

第三に、多様性を受入れ共感できる感性とグローバルな視野を持ち、好奇心にあふれて成長し続けようとする人財。

毎年スイスのダボスで行われる世界経済フォーラムで、「VUCAの世界」という言葉が使われたのは2016年のことです。その後、COVID-19感染拡大、ウクライナ危機なども加わり、これまでは常識とされていた社会の概念やルールが非常識となってしまうような変化のスピードは増す一方です。
私たちは、みなさんの世代が主人公となる社会をより良いものにするために、既成概念に捉われることのないしなやかな感性を駆使し、自由に楽しく賢明に、そして懸命に本当に必要なものは何か?を考え、共に歩んでくれる仲間を求めています。

代表取締役社長 小松 淳