
INTERVIEW07
現場とバックオフィス2つの仕事を兼務し高齢者施設の理想のあり方を模索する
R.S. 2023年新卒入社介護事業 シニアレジデンス ダイニングサービス室兼人材開発室/
シニアレジデンス
看護師・介護士が現場で
働く姿を見て医療・福祉業界に
興味を持った
私が10代の頃、一緒に暮らす祖父が認知症となり、それから看護師や介護士の方と接する機会が頻繁にありました。その仕事ぶりを見ているうちに、いつしか、医療や福祉に関わる仕事に就きたいと思うようになりました。大学では福祉を専攻し、医療・介護から生活支援まで、地域全体で高齢者介護を支えていく「地域包括ケア」の取り組みについて研究しました。
大学4年次は、公務員試験と就活を並行して進め、最終的に企業への就職を選択。行政機関に比べて決断が早く、スピード感を持ってサービスを向上させていける点が、企業の魅力だと感じたためです。数ある企業の中からセコム医療システムを選んだのは、医療や介護、福祉まで幅広い事業を展開していたからです。職種も多様で、学生時代に医療を専攻していない自分でも活躍できる土壌があると思い、入社を決めました。

現場とバックオフィスを兼務して見えた、「施設の理想」のあり方
現在は、高齢者施設「コンフォートガーデンあざみ野」に勤務し、ダイニングサービス室と人材開発室の仕事を兼務しています。ダイニングサービス室のメイン業務は、ダイニングにいらした居住者さまに料理を配膳すること。当施設には、120人近い居住者さまが暮らしており、一人ひとりの食事の種類や制限などを把握して、適切な配膳をすることが私たちの仕事です。

また、毎月、多種多様なイベントが開催され、食事やドリンクを提供することもあります。以前開催されたガーデンパーティーでドリンク担当を任された際は、お茶やコーヒーからノンアルコールカクテルまで、8種類のドリンクを準備。居住者さまから「おいしかった、ありがとう」という言葉をいただけて、とても励みになりました。
一方、入社1年目の9月から兼務している人材開発室では、人材採用や研修実施、制服管理などを担当しており、特に各部署のスタッフがさまざまな知識やスキルを身につけられるよう、研修の支援に力を入れています。
当施設では、“老い”を恐れるのではなく、自然に受け入れ、いかに快適に暮らしていくかを考える「コンフォートエイジング」の発想を大切にしています。中でも、当施設は、居住者さまにとって心安らぐ「家」でなくてはなりませんから、日常をいかに快適に過ごしていただくかを追求しています 。そのような環境を実現するには、居住者さまにとって居心地の良い空間やサービスを整えるだけでなく、まずは施設を支えるスタッフが働きやすいと感じる環境を整備していくことが不可欠なので、こちらも欠かせない仕事の一つだと感じています。
ある1日のスケジュール
- ダイニング
- 人材開発室
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- 07:00
- 出勤、当日の予定を確認
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- 07:30
- 朝食営業開始および片付け、事務作業
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- 11:30
- 昼営業開始および片付け
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- 14:00
- 休憩
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- 15:00
- 事務作業
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- 16:00
- 退社
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- 09:00
- 出勤、当日の予定を確認
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- 10:00
- 電話対応、発注業務
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- 11:00
- 社内会議
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- 12:00
- 昼食
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- 14:00
- 面接対応、委員会活動
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- 18:00
- 引き継ぎ作業、退社

他の業務を経験することで、
施設全体の動きが見えてくる
勤務先では「クロストレーニング」といって、互いの業務を知るために部署を交換する研修を実施しています。他部署の業務を知ることの利点は、視野が広がり、施設全体の動きがつかめるようになること。例えば、ダイニングにおいて、ライフケア室の職員による居住者さまの送迎が遅れてしまっている時は「おそらく今ライフケア室でこういう動きをしているから、送迎が遅れているんだな」と想像できるようになります。
今はまだ仕事を覚えることに手一杯ですが、いずれはクロストレーニングのような「スタッフやサービスの質を向上させていくような取り組み」をゼロベースから考え、作り上げていくことが目標です。また、経理業務など、施設全体の数字の管理に関わる仕事にも興味があります。日々、多くの居住者さまや、さまざまなスタッフと関わりながら、医療・福祉領域における自分らしい働き方を模索していきたいです。
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