
INTERVIEW03
患者さま一人ひとりのストーリーを追うことで、ストーリーを追うことで、これからの医療のあり方が見えてくる
S.O. 2020年新卒入社医療事業 提携病院 医事課/病院運営支援(病院出向)
医療の仕事を通じて
「多くの人の幸せ」に
貢献していきたい
医療業界を志したのは、大学時代に家族が病気になり、それまでの感謝の気持ちを伝えきれなかった、と後悔したことがきっかけでした。いつまでもその気持ちを引きずっていても仕方がない、未来に向けて歩んでいくことが家族への恩返しになる……そう考え、「多くの人の幸せに貢献すること」を就活の軸に据えました。当初は、医薬品メーカーや医療機器メーカーを中心に見ていたのですが、最終的にセコム医療システムを選んだのは、医療、介護、健康・予防など、患者さまやそのご家族に寄り添う事業を幅広く展開していたからです。
入社後、最初の配属先は運営監理部という、提携医療機関の運営支援を行う部署でした。当時の私の仕事は、担当病院の経営全般に関わるサポートや、新規事業の妥当性を検討すること。また、さまざまな病院の取り組みをリサーチし、その結果を基に、医療サービスの質向上に向けた提案をすることも業務の1つでした。しかし、担当病院の方々と接する中で、次第に自身の知識不足をもどかしく感じるように。より本質を捉えた経営手法の提案をするためにも、まずは現場経験を重ねて知識をつけたいと考え、入社3年目に病院への出向を希望しました。

日々の数字を追うだけが
病院経営ではない、という気づき

希望が通り、現在も勤務している横浜新緑総合病院では、2024年9月まで外来を担当し、10月からは入院に異動しました。入院患者さまは、緊急性が高く病状の重い方が多いため、会計額も高額になります。そういった環境では、医療事務の知識はもちろん、疾患名や薬剤名、検査術式など医療全般の知識も必要になってきます。これらの知識がしっかりと身についたら、ゆくゆくは私1人で1病棟を担当し、その病棟の入院患者さまの請求全般を任されることになります。ですから、今のうちに医師の先生方とコミュニケーションを深め、業務効率化やコスト削減なども促しながら、患者さまと病院側、双方にとってより良い経営環境を目指していきたいと考えています。
入院病棟を担当するようになってから、一人ひとりの入院患者さまのストーリーを深く追うようになりました。入院患者さまの病歴や家族構成、希望の治療法などを知ると、病院経営というのはただ数字を追いかけるだけではいけない、と実感します。経営を赤字にせず、かつ患者さまが望む医療サービスを提供するためには何ができるのか。現場経験を重ねながら、今後も考え続けていきます。
ある1日のスケジュール
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- 08:30
- 出勤、朝礼、当日の予定を確認
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- 09:00
- 前日までの会計整理、
入退院患者さまの対応
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- 11:00
- 翌日の入院患者さまのカルテ準備
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- 12:00
- 昼食
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- 13:00
- 入退院患者さまの対応
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- 15:00
- レセプト点検、
当日の入院患者さまの登録
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- 17:00
- レジ締め作業、退社

変化を楽しみ、自分なりの
キャリアを一つずつ選択していく
先日、1年に一度の社長面談の際に「社長は20代の頃から将来のキャリアをきちんと思い描いていましたか?」と、思いきって質問をしてみました。社長から返ってきたのは「ある程度の目標はあったけれど、明確なキャリアは思い描いていなかった」という答え。「目標はその時々の状況によって変わるし、経験を重ねていく中で変化していくもの。自分の道はこれだと限定せずに、変化しながら歩んでいい」とアドバイスを受けたことで、気持ちが軽くなりました。
ひとくちに「キャリア」と言っても、現在勤めている病院の経営を突き詰める、他の病院を見て広い視点を養う、あるいは一度本社に戻って別の領域の仕事に携わる……少し考えただけでもさまざまな選択肢があります。事業の幅が広いからこそ選択肢も多様なのが、セコム医療システム。自分なりの歩み方を考えながら未来を切り開いていける点が、魅力の一つと言えるかもしれません。
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