
TALK 01
社会をより良くするために
「医療」を通じてできること
人々の命や健康を守ることを「究極のセキュリティ」と捉え、多彩なサービスを提供しているセコム医療システム。
その最前線で働く社員たちは、どのような思いを抱いて入社し、日々どういった仕事に取り組んでいるのでしょうか。入社1年目の若手社員と人事総務部長の座談会を通して、ひもときます。
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H.T.
1985年入社
人事総務部/部長 -
S.A.
2024年新卒入社
運営監理部/
病院運営支援(本社) -
T.I.
2024年新卒入社
ソリューション本部/
病院経営情報分析システム営業 -
M.M.
2024年新卒入社
薬剤サービス部/
在宅コーディネーター
入社の経緯や、仕事開始前に
感じていた期待や不安について、
お話しいただけますか?
T.I.
私たちの世代はコロナ禍中に大学生活を送ることになり、それが医療業界を目指すきっかけになった人も少なくないですよね。私もそのうちの一人です。
M.M.
私は家族の病気の関係で、就活開始1年前に、セコム医療システムの訪問看護師のお世話になったことがきっかけです。その人の言葉選びや優しさ、的確な対応に魅力を感じ、医療業界を目指すことを決めました。
S.A.
私も家族の病気がきっかけで、医療業界に目を向けるようになりました。幅広い事業を展開しているセコム医療システムなら「あらゆる不安のない社会」を実現できると思い、入社を決意しましたね。
ただ、学生時代は医療を学んでいなかったので、医療従事者を相手に仕事ができるか心配でもありました。
H.T.
入社前にS.A.さんのような心配をしている人は意外と多いようですね。そのような不安を感じるのは、仕事内容や人間関係などに対する「わからない」が積み重なっていくからかもしれません。そんな不安を払拭してもらうためにも、当社では新卒採用サイトでの情報発信をはじめ、先輩社員と交流できるオンライン座談会や対面1dayイベントの開催など、発信の機会を増やして、できるだけ入社後のリアルをお伝えするようにしています。

入社後の研修制度についても
お聞かせください。
T.I.
入社年度により時期は前後するようですが、私たちの場合、まずは2週間の「OFF-JT研修」からスタートしました。1週目は本社で講義を受け、2週目からは研修センターに宿泊し社会人としてのマナーや基礎を学ぶ、という流れです。その後は「OJT研修」へシフトし、先輩社員のサポートを受けつつ徐々に本格的な業務に取り組んでいきます。
S.A.
「OFF-JT研修」では、セコムの理念についてまとめた「白本」と呼ばれる本を通じ、グループの成り立ちや理念について学ぶ講義が印象的でした。
M.M.
たしかに。振り返ってみるとグループ会社との合同研修だったので、グループの垣根を超えてコミュニケーションがとれる貴重な機会でした。
H.T.
皆さん、充実した研修体験となったようで何よりです。新入社員にセコムの理念を深く知ってもらうことが、「OFF-JT研修」の大きな目的。医療の領域では、気の緩みが人の命を左右する可能性もありますから、「誰も見ていないところでも間違ったことをしない」という当社の理念を胸に、仕事に取り組んでもらいたいという想いがあります。
現在取り組んでいるお仕事について、ご説明いただけますか?
T.I.
私は営業として、主に総合病院などの大規模医療機関に向け、経営分析や業務効率化を図るITシステム を販売しています。単身で営業先に伺う機会もあり、若手でも大きな仕事を任せてもらえる環境だと感じています。
M.M.
前提として、セコムでは「肺高血圧症」という難病指定されている疾患を持つ患者さまの在宅療養支援を目的に、医療機器のレンタルも行っています。
私の仕事は患者さまの在宅療養をサポートすることです。具体的には、担当病院との契約や調整、セコム薬局との調整、患者さまに対する在宅医療機器の手技についての説明など、業務の幅は多岐にわたります。患者さまには伝わりにくい専門用語を噛み砕いてお話しするなど、できるだけ安心して療養を続けていただけるよう意識しています。
S.A.
提携医療機関をサポートするため、研修と部会の運営を担っています。研修では医療現場の安全意識向上や、患者さまへのサービス充実を目指すため、さまざまな講座を企画。部会運営では、国内の提携医療機関の担当者を集め、各機関の取り組みや課題を共有し、ネットワーク構築を促すことなどに努めています。
H.T.
当社は医療というくくりこそありますが、部署ごとに求められる知識やスキルは異なります。組織力を高めたり、シナジー効果を生んだりするために現在、人事総務部主導で入社2年目の社員を対象に、5週間かけて各部門・部署を順番に回る社内横断研修を 検討しているところです。事業全体を把握してもらうことで、自身の仕事への理解がより深まるのではないかと期待しています。

これからどんな社員になって
いきたいか、展望を教えてください。
M.M.
現在の部署で経験を踏み、どんな状況でも対応できるような人材になりたいと思っています。
また、業務効率化が議題に上がることが多いため、部内の業務効率化に貢献できるような提案を挙げていくことも目標です。
S.A.
医療従事者と経営、両者の視点から提案ができる社員になっていきたいですね。
私が所属する運営監理部では、4年目から提携医療機関に出向します。それまでは経営の知識をしっかりと身に着け、現場で医療従事者がどのようなことを課題に感じているのか、学びたいと思っています。
T.I.
営業としては、結果を出すことも大事です。私の「OJT研修」を担当しているのは入社5年目の先輩ですが、私が同じ年次になった時に、先輩の営業成績を超えようという気概をもって、日々研鑽を積みたいです。
H.T.
当社の社長は、よく「バウンダリースパナーになれ」と言っています。これは、社員には将来的に境界を越えて組織/個人をつなぎ、縦横無尽に組織行動に影響を及ぼす人材になってもらいたいということです。2年目、3年目と年次が高くなるにつれ、仲間との協働も視野に入れて仕事に取り組み、お互いの知識やスキルを持ち寄ることも大切になってきます。その意識を持ち続けていれば、今日集まってくれた皆さんが社会に対して大きな価値を提供していけると信じています。
