健康・予防分野の業務を2つ担当しています。1つ目はセコムの緊急通報システムをご契約されているお宅に毎月お電話をおかけし、健康状態を含めた日常生活のご様子を伺う「お元気コールサービス」です。高齢者の緩やかな変化を見守り、状況を指定先へご報告しています。実務に加えセコム㈱との調整、顧客管理、コールスタッフの業務管理等も行っています。お客様のご要望に応じて24時間365日電話健康相談に対応する看護師や、緊急時に駆け付け対応をするセコムの対処員へ引き継ぐこともあります。2つ目は働く人のための健康増進事業企画です。社内の医師・保健師と一緒に、生活習慣病リスク低減に向けた支援方法について当社オリジナルの内容を検討しています。どちらもセコムグループ・専門職との連携で「安全・安心」をお届けするサービスと考えています。

お元気コールでは「電話をもらえて元気が出たよ」と喜んでいただけた時や「電話が待ち遠しくてカレンダーを見ています」と、コールがお客様の生活の一部になりつつあることを伺えた時に嬉しく感じます。お互い表情が見えないたった数分の中で、いかにお客様に寄り添ったお声がけが出来るかを大切にしており、勉強会の開催やチーム内の情報共有を定期的に実施しています。その結果、有り難いお声をいただくこともあれば、解決するのが困難なご相談を新たにいただくこともありますが、自分たちのお届けした言葉で少しでもお客様が安心感を得られるよう、現状に満足せず常に模索しています。事業企画では自ら提案できる風土があり、周囲の方が柔軟に受け止めてくださることも励みになります。自分の中に浮かんだ小さな芽が、皆様との輪の中で実を結んでいく過程に喜びを感じます。

グループ全体で「安全・安心」な社会の実現に向け、幅広い事業分野を展開していることにより活躍の場が多いことがセコムの強みと思います。特に医療システムは企業でありながら専門職の方が多数在籍しており、多角的な視点で新たな事業が生まれていきます。私は事務職として入社し事業の立ち上げや運営をしてまいりました。入社5年目で異動した現在の部署では管理栄養士の資格を生かして、リーダーの立場で新規企画に携わらせていただいています。専門分野での実務経験がない若手の私でも挑戦できる環境はありがたく、セコムの懐の深さを感じるとともに、様々なフィールドで活躍されてきた方が支援してくださるからこそと思います。想いがあればどんな方でも能力を最大限に発揮できる場が、セコムにはあります。