セキュリティのプロフェッショナルがつくった安心感ある電子カルテ
使い勝手の良さと運用コストに満足
開業から20年以上、地域に密着した診療所を経営
鳥取県倉吉市で「セコムOWEL」を導入した診療所を営む河本先生と石津先生、まずはお二人に自己紹介していただきました。
医療法人千希会河本医院、河本知秀理事長「 大阪大学医学部を卒業後、心臓血管外科医として大阪の病院で働いていましたが故郷に貢献したいと考え、93年に今の場所で開業しました。訪問診療を含め、かかりつけ医として幅広い領域をカバーしています」
医療法人石津クリニック、石津吉彦理事長「 鳥取大学医学部を卒業後、大学病院や県立病院に勤務し、98年に耳鼻咽喉科診療所として開業しました。一般的な耳鼻咽喉科疾患をメーンにアレルギー性鼻炎のレーザー治療や免疫療法、めまいなどの患者さんを診ています」
進化した電子カルテ「セコムOWEL」を導入
両診療所は2018年にクラウド型電子カルテ「セコムOWEL」を導入した。河本先生は、「20年前に電子カルテの導入を考えましたが、当時はレセコンとの連携に不安があり、災害時の医療継続にも不安が残ったので導入はやめました。その後、県の説明会でセコムOWELの存在を知って調べてみると、懸念していた自然災害発生時も、クラウド型でデータのバックアップ体制があり、レセコンと一体型という点にも惹かれました。試用してみて、これ以上に安全かつ利便性の高い電子カルテはないと導入を決めました」と語る。
一方石津先生は、「私も開業当初に電子カルテの導入を検討したのですが、データベースとしての使い勝手が悪かったので、紙カルテとファイルメーカーで管理をしていました。ところが、河本先生がセコムOWELを導入すると聞いて、使わせていただいたらデータ管理や経営分析など、これは使えるとすぐに決断しました。人材が減少していく将来的なことを考えて、事務作業はシステムで平準化できるようにしたいという思いもありますね」と話す。
電子カルテを導入して変わったこと
「セコムOWEL」を導入して、日々の仕事で何が変わったのか。河本先生は、「週末は自宅のある大阪にいるので、以前は患者さんからの電話での問い合わせ時にカルテを見ることが出来なかったのが今では自宅でもスマートフォンやPCでカルテを見ることができるのでとても助かっています。」と安堵の表情を見せる。石津先生は運用コストを評価する。「セコムOWELは端末が増えても値段が変わらない点も評価できます。電子カルテは大抵1台あたりのライセンス契約で端末が増えればコストに跳ね返ってきますから。経営的には大きなメリットです」。
作業負担が軽減することで「働き方改革」を実現
紙カルテから電子カルテへの移行に、パソコンやタブレットが苦手だから不安だという声もありそうだ。実際、河本先生も石津先生も当初はそう思ったという。石津先生は、「導入前、パソコン操作に慣れていないスタッフが二の足を踏んでいましたが、試用時に、タッチパネル式のモニタを使えば簡単に入力できること、シンプルな画面で理解しやすいことで、ハードルが一気に下がりました。パソコンが苦手な人でも、問題なく使いこなせます」と太鼓判を押す。河本先生は、「当院でも不安を感じていた看護師がいましたが、すぐに使いこなせるようになり、今では楽しそうにタブレットを使いこなしています。看護師が入力した問診やバイタルなどのデータは、診察室にいる自分の電子カルテにすぐに反映されるので、スムーズに診察を進められます」と利便性をアピールする。
2人は、機能性についても納得の表情を見せる。河本先生は、「経営者としては、統計機能が秀逸だと感じています。患者さんの数やどの地域からどれだけ来院しているかをすべて分析できるのは非常に便利。各種データの大半はCSVに落として加工することが可能で、エクセルを使いデータの整理やさまざまな分析をしています」と語る。
石津先生は、「使える機能としては、仮レセで投薬内容をすべてチェックできることも挙げたいです。処方と傷病名が合わないと減点されますが、そもそも処方した薬に対して病名がないと知らせてくれるし、仮レセが簡単にできるようになったのは非常に大きい。また、細かい点ですが、患者さんへの説明にシェーマも便利です。使っていて楽しいのがセコムOWELの最大の魅力かもしれません」。セコムOWELの導入は、スタッフの作業負担を軽減させると同時に「働き方改革」が期待できそうだ。
導入を考えている開業医の方々へ向けて
電子カルテ導入を迷う開業医へのアドバイスを聞いた。石津先生は、「当クリニックの場合、スタッフの業務効率の向上が主な目的でしたが、何か一つでも実現したいことがあるのなら、早急に導入を検討してみては。セコムOWELには無料トライアル版があるので試してみるのをおすすめします」と導入をすすめる。
河本先生は、「IT化にともない個人情報の漏洩が問題になる中、医療情報の管理には最大限の安全性が求められます。電子カルテを選択する時に、単に使い勝手の良さだけではなく、セキュリティもしっかり考慮しなければいけない。その点セキュリティのプロフェッショナルであるセコムの提供する電子カルテは今選択できる中でもっとも安心できるものではないでしょうか。」と電子カルテの安全性を訴えた。
過去のインタビューからの抜粋のため、文体もそのまま掲載しています
医療法人千希会 河本医院様/医療法人 石津クリニック様
河本知秀理事長循環器科、内科、外科、消化器科、肛門科を標榜し、訪問診療も実施。生活習慣病を中心に幅広い医療を提供している。
石津吉彦理事長
アレルギー性鼻炎やめまいなどの治療をメーンに、広く耳鼻咽喉科領域をカバーする耳鼻咽喉科専門の診療所である。