導入事例

お客様の声をご紹介します。セコムOWELの導入にお役立てください。

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長生堂渡辺医院
在宅・外来

電子カルテを見直すことで経営効率化と働き方改革を実現

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オーダーメードの医療で強固な信頼関係を構築する

長生堂渡辺医院は明治時代に開業、1940年頃に現在地に移転してきたという長い歴史を持つ。現在は高血圧や糖尿病などの生活習慣病や一般内科疾患に加えて、6代目となる渡辺尚院長の専門とする呼吸器疾患(COPD、肺気腫、気管支喘息等)に関するきめ細かな治療や専門的なリハビリテーションも提供している。
週1回、渡辺院長の妹が小児専門科外来を担当、月1回肝臓内科を専門とする義弟も加わり、幅広い領域をカバーしている。
外来と往診のほか、診療所の隣に自宅があるため、診療時間外の患者に対応することもある。休診日は日祝日のみ。渡辺院長はこれら日常的な診療のほか、唐津東松浦医師会の会長として公的な活動にも従事している。まさに、地域のかかりつけ医と言える存在だ。
そんな渡辺院長が大切にしているのは、患者との信頼関係。そのための診療方針として、「患者さん一人ひとりにあったオーダーメードの提供」を掲げる。
「信頼関係が築けない限り、生活習慣の改善や定期的な受診は望めません。患者さん一人ひとり価値観は違うので、まずはじっくりと話を聞き、その人の希望を叶える医療に努めます。たとえば、薬も散剤と錠剤で好みはあり、病状にもよりますが処方日数も極力ニーズに合わせています。信頼関係はこうしたプロセスを経て築けるものだと考えています」
患者の希望を重視する姿勢は、口コミで地域の医療機関や介護事業所でも評判になっており、最近は病院からターミナルの患者の訪問診療を依頼されるケースが増えている。

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クラウド型+迅速対応

院長の働き方改革も実現

患者とじっくりと向き合うという診療姿勢は患者満足度の向上につながっている半面、どうしても診療時間は長くなる、そのため、患者対応以外の仕事の効率性の向上が大きな課題になっていた。
これを解決するために、渡辺院長は2020年に電子カルテを見直した。同院では、約15年前に渡辺院長が自院を承継したタイミングで電子カルテを導入し、その後数回リプレイスを行ってきたが、最近はその起動や反応速度が遅いことにストレスを感じていた。
メーカーに問い合わせても改善が見られなかったため、電子カルテの見直しを決意し、複数社の製品を実際に触り、比較検討した結果、最終的に選んだのが「セコムOWEL」だった。
電子カルテ選びにあたって条件としたことがある。「クラウド型」であることだ。理由は大きく2つ。1つは自然災害発生時の医療の継続性を確保できること。もう1つは院外からアクセスできることだ。渡辺院長のもとには、夜間に患者から連絡が入ったり、医師会活動や訪問診療等で院内に不在であったりすることも多いため、特に2つ目は重視したという。
「さまざまな電子カルテを実際に触って、納得のいくまで検討しました。決め手となったのは、レスポンス速度が早かったことです。おまけにシンプルな画面で、直感的な操作ができて非常に使い勝手がいい。スタッフも難なく使いこなせており、診療の効率性は向上しました。そのほか、自然災害対策として、セコムOWELはセコムのデータセンターで万全のバックアップ体制がとられているのも魅力でした」
これまで院外で患者の「状態が悪い」「急変した」との連絡を受けると、いったん診療所に行って電子カルテを起動して確認する必票があった。現在はスマートフォンで確認が可能で、その場で指示を出せるようになった。
「旅行中でも連携先の病院や薬局に、診療情報提供書や処方せんをFAX送信できるのは非常に便利。働き方改革にもつながります。そのほか、死亡診断書、主治医意見書などさまざまな種類の文書のフォーマットが用意されていて、患者情報からのスムーズな転記ができるなど、効率性の向上につながっています。
起動時間も早くなり、ストレスはなくなりました。院長に余裕が生まれると、それは診療所全体に波及するようです。実際、コロナ禍の大変な状況であっても、スタッフは適切な感染管理を行いながら、医療の質を担保してくれています」と渡辺院長は手ごたえを感じている。

端末台数が増えても価格は同じ

"コスパ"の高さも大きな魅力

電子カルテは端末1台当たりのライセンス契約になっているケースが多いが、セコムOWELの場合、端末が増えても値段は変わらない。渡辺院長はこの点も高く評価している。
「当院では診察室以外に受付やリハビリ室、ワクチン専用室にも端末を配置し、医師や看護師、リハビリスタッフ、事務職が情報共有できるようにしています。端末が増えてもコストは同じというのは経営的には大きな魅力です」
同院のある西唐津地域は人口減少地域である。こうした事情もあって、渡辺院長は継続して、院内のIT化を通じて、仕事の効率性の向上を推進する方針だ。
「今回、電子カルテを見直して、システム次第で仕事のスピードや効率性は大きく変わることを実感しました。電子カルテの起動やレスポンスに加えて、担当者が迅速かつ丁寧に対応してくれるのもセコムOWELの大きな魅力だと感じます」

長生堂渡辺医院様

明治時代に開業。
呼吸器疾患を専門としながら、一般内科や小児科、リハビリテーションなど幅広い医療を提供。
在宅医療にも取り組む地域のかかりつけ医である。