電子カルテの操作は難しい?使い方や操作方法を紹介
公開日: 2019年2月27日 11:02
電子カルテの操作は難しい?
「電子カルテは操作が難しい」というイメージがありませんか?
特に、長年紙カルテ(診療録)を使っていたり、あまりパソコンに慣れていない方は、キーボードやマウスでの操作に不安を感じることが多いようです。
電子カルテの操作は簡単です!
システムですのである程度の慣れは必要ですが、最近の電子カルテには入力をサポートするさまざまな機能が備わっています。
・テンプレート
・記録のコピー(DO)
・オーダーセット
など、これらを活用することで、パソコンが苦手な方でも楽に入力することができます。
具体的にどのような機能があるかご紹介します。
電子カルテの入力に便利な機能

診療録など、文字を入力するときに便利な機能です。
Point 1 定型文/カルテテンプレート/文書テンプレート
・定型文
よく使う文章を「定型文」として登録しておくことができる機能です。
一度登録しておけば、次からはボタンひとつで同じ文章を入力できます。
たとえば、「所見 頭痛:なし 発熱:なし 咳:なし」と登録しておけば、次回からはその定型文を選択し、状態(あり/なし)を書き換えるだけで所見の入力が可能です。
・カルテテンプレート
カルテ入力用のテンプレートを使ってカルテを入力できます。
画面に表示されている「□頭痛 □発熱」や「血圧[ ] /[ ]mmHg」といった項目にチェック(☑)をしたり、入力欄に数値を入力するだけで、内容を簡単に作成することができます。
・文書テンプレート
文書入力用のテンプレートを使って文書を作成できます。
前述のカルテテンプレートと同じく、画面に表示されている項目にチェック(☑)をしたり、入力欄に入力するだけ。医療ではたくさんの文書を作成しますので、医師の手間と時間の軽減が期待できます。
当社のセコム・ユビキタス電子カルテは、診療所から中小規模病院までの医療機関に対してご利用いただける電子カルテですが、入院や外来に加え、在宅診療の機能を有するうえ、様々なテンプレートを作成することができ、ご利用者さまに大変喜ばれています。
Point 2 過去カルテの記載内容のコピーが可能!
過去のカルテの記載内容を今回のカルテにコピー(DO)することができます。
前回の記載内容をもとに今回の記載をしたい場合など、いちから書き出すのではなくコピーすることで、入力の手間がずいぶん減ります。
後述しますが、オーダーのコピーもできます。
Point 3 音声入力
電子カルテによっては、音声入力に対応しているものもあります。
システムが、音声をそのまま文字に変換して入力してくれるので、キーボード操作に自信がなくても安心です。長文を入力したいときや患者との会話を記録したい場合など幅広い用途でご利用いただけます。
ただし、音声入力は万能ではありませんので、注意が必要です。
誤変換されていないか確認が必要
誤った内容に変換されている可能性があるため、入力内容を確認し続ける必要があります。
マイクが必要
音声入力を使うには専用のマイクを使うことが多く、その使い方をきちんと覚えなければなりません。
Point 4 手書き入力/タッチパネル
・手書き入力
パソコンの画面にタッチペンを使って手書きでカルテを入力できます。
紙カルテと同じ感覚でカルテを入力できるので、医師はカルテの書き方を変えずに済みます。
・タッチパネル
電子カルテの操作を、キーボードではなく画面のボタンをタッチすることでおこなえます。キーボードを介さず、画面を見て操作することができるため、パソコンに不慣れな先生に向いています。
カルテの読みやすさが変わらない
電子カルテ導入のメリットとして、看護師や事務員がカルテを読みやすくなる、というメリットがあります。しかし、手書き入力ではこの問題が残ってしまいます。
タッチペンの操作などは覚える必要がある
手書き入力やタッチパネルだからといって、覚える操作がないわけではありません。
タッチペンやタッチパネルの使い方は覚える必要があります。
普段からIT端末を使いなれていない場合は、思うように操作できず慣れるまでは使いにくく感じるかもしれません。
オーダーに便利な機能
投薬や検査などのオーダーをするときに便利な機能です。
Point 1 よく使用するオーダーのセット登録
オーダーセットとは、よく使うオーダー内容を登録しておくことができる機能です。
「感冒セット」「インフルエンザ用セット」のようにセットを作成し、投薬や検査のオーダー内容を登録します。
次からは使いたいセットを選択すれば同じ内容をオーダーできるようになりますので、何度も繰り返し同じ内容を設定する必要がなくなります。
Point 2 過去オーダーの内容のコピーが可能!
前述の「記載のコピー」機能のオーダー版です。過去のオーダーを今回のカルテにコピー(DO)することができます。
たとえば、治療の経過により前回と同じ薬剤を処方する患者の場合、前回のオーダー内容からコピーすれば、いちから薬剤を検索・選択する必要がなくなります。
高齢の患者だと薬の数が多くなることもよくありますので、コピーできればオーダー操作はずいぶん楽になります。
Point 3 マイナ受付・電子処方箋とのデータ連携で「効率改善」へ
2026年現在、電子カルテは単なる「記録ツール」から、国が進める「医療情報プラットフォーム」とつながる「情報活用ツール」へと進化しました。これにより、従来の手入力作業が大幅に削減されています。
・マイナ保険証による「情報の自動取得」
患者さんがマイナ受付を行うことで、過去の薬剤情報や特定健診の結果をボタン一つで電子カルテに取り込めます。これまで初診時に時間をかけていた「以前飲んでいた薬の聞き取り」や「手入力での登録」が必要なくなります。
・電子処方箋で「処方オーダー」を効率化
紙の処方箋を発行する代わりに、データをオンラインで送出する「電子処方箋」が主流となっています。電子カルテ上で処方内容を確定させるだけで、リアルタイムで重複投薬や飲み合わせのチェックが走り、そのまま薬局へデータが届くため、転記ミスや確認の手間が激減します。
・医療機関同士のデータ連携
紹介状(診療情報提供書)のやり取りも、データで直接受け取れるケースが増えています。相手先からのデータをカルテにそのまま流し込めるため、「スキャンして添付する」「内容を打ち直す」といった付随業務から解放されます。
これらの連携機能により、受付スタッフや医師の入力負担が減るだけでなく、「患者さんを待たせない」スムーズな診療フローが実現しています。
まさに「操作の手間」そのものをシステムが肩代わりしてくれる時代です。
タブレットやスマートフォンでどこでも利用可能
機能とは少し違いますが、タブレットやスマートフォンを使って外出先で使うことができる電子カルテもあります。
「スマホで電子カルテを使うなんて操作が難しそう・・・」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそうでもありません。
たいていの場合はパソコン版と使用感は同じで、モバイル端末の小さな画面でも見やすいように工夫されています。専用アプリをインストールするだけで簡単に使えたり、専用アプリなしで使えるものもありますので、あまり心配する必要はありません。
当社の電子カルテセコムOWELは、タブレットやスマートフォンでも利用しやすいように、モバイル端末(タブレットやスマートフォン)専用画面を用意しています。
まとめ
ここでご紹介した機能は、電子カルテの機能のほんの一部です。
電子カルテにはもっとたくさんの便利な機能や工夫が備わっていますので、パソコンが不得手だからと言っても大きな問題とはなりません。
実際、最近の電子カルテは使い方も簡単で、パソコン初心者でも「直感的」に操作できるように作られています。
ただし、電子カルテによってその機能はさまざまです。すべての機能がすべての電子カルテに備わっているわけではありません。自分にはどれが合っているのか、医療機関の運用を考えながら、比較検討して選択することが大切です。
セコム医療システムのクラウド型電子カルテも、電子カルテの入力や操作にさまざまな工夫をしています。



