電子カルテと透析支援システムの連携について

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目次

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(1)システムの導入

透析専門の医療法人や病院・診療所では、近年、透析の機械と接続した透析支援システムの導入が一般的となってきています。
透析の施設では患者が定期的に採血やレントゲン撮影を行うため、機器の導入はほぼ必須となっていますが、電子カルテ(電子カルテや医事システム)と連動する検体検査システムや画像ファイリングシステム等を導入し、日々の診療を効率化させることが重要なポイントになります。
様々な製品が販売されている今日では、メーカを選定することも大変ですが、施設にとって最適なシステムを検討・決定することをお勧めします。

(2)データの共有・一元化

日々の透析運用の流れとして、患者の来院から帰宅まで、各システムを利用し運用しますが、同じデータを各システムで管理しているケースも散見されます。
例を挙げると、アレルギーや感染症等、診療を行う上で参照することの多いデータについては、各システムでそれぞれ管理している事が多いですが、ひとつのシステムで一元化管理することで、いくつものシステムを確認することが無くなります。
医師、看護師、臨床工学技士、臨床検査技師や放射線技師、事務といった全職種が、システムを把握し、データを共有・一元化することも大切なポイントです。

(3)運用構築

透析専門の医療法人や病院・診療所では多数の機械やシステムを導入されますが、利用する為のマニュアル作成や運用決定が非常に大切です。
一部の運用ではシステムを利用せず、紙を用いて運用する方が、結果としてその医療機関にとっては良いという例もありますので、時間をかけ、導入した機械やシステムの利用法をしっかりと理解し、職員の能力に合わせた独自の運用を決定する事が非常に重要です。