導入事例

お客様の声をご紹介します。セコム・ユビキタス電子カルテの導入にお役立てください。

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多摩ファミリークリニック
  • 在宅診療所
  • 無床診療所

カルテも画像も、外来も訪問も、すべてはこの電子カルテから

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子どもからその祖父母まで、家族全員の主侍医となるべく活動の幅を広げている多摩ファミリークリニック。日々の診療を支える各種医療システムの統括と、訪問診療への活用を目的にセコム・ユビキタス電子カルテを導入しています。その状況を大橋院長に伺いました。

既存の他システムと連携し、診療情報を一望できる電子カルテ。

「この地で開業して12年、最近はひ孫さんが生まれて4世代になるご家族もいらっしゃいます(以下、コメントは大橋院長)」。 家庭医療専門医による診療施設として、多摩ファミリークリニックはこの街の家族とともに成長し、外来だけでなく訪問診療など診療の幅を広げてきた。それとともに看護師や薬剤師など医師以外のスタッフも増えている。「育児でうつ傾向のお母さんには投薬だけでなく、育児経験を持つ看護師のアドバイスがとても役に立つときがあります。そんなスタッフの知恵や経験も欠かせません」。 患者様の人数も幅も広がる中で、医事システムや検査データ参照システムなど、医療のIT化を進めてきた。また、すでに電子カルテを導入していたが、院内サーバー方式のため情報の参照や入力、共有が限定される課題もあった。「すでに導入している医療用システムと連携して情報を一括し、参照・入力できるカルテを探していました。加えて、訪問診療でも使えるカルテにしたかったので、クラウド方式は必須条件。ただそれだと訪問診療に特化した製品が多く、当院のように外来も訪問も検査も予防接種も、といった複雑な診療の動きをカバーすることは難しかったのです。いろいろ調べたのですが、結果的にセコム一択でした」。

診療データや画像はもちろん、スタッフの知見や知恵も共有。

従来のオンプレミス型電子カルテからの移行を2か月程度で終え、セコム・ユビキタス電子カルテは2020年9月に運用開始。「セコムの担当者は医療や医事の知識が豊富で、実際の業務に沿ってシステムをどう使うかという視点でアドバイスがあり、スムーズに導入できました」。 現在、日々約120名の外来診療と、40件前後の訪問診療を行っているが、それをセコム・ユビキタス電子カルテが支えている。3つある診察室からも訪問診療先からも、カルテ情報のほか他システムの検査画像なども参照し、診療情報の入力のほか他システムの検査予約もこの電子カルテから行っている。

「『栄養が足りていない』という医師の記録を訪問看護師が見て、『体調悪化で買い物に出かけられないので買い物サービスを追加してはどうか』といったやり取りも行われています。我々の診療では患者様の根本的な問題解決のために、医療情報だけでなくスタッフ間で知見や知恵の交換も大切となりますが、それもこの電子カルテなら容易です」。
次のステップとして、外部の訪問看護ステーションなど多職種連携用の医療介護ネットワークシステムとセコム・ユビキタス電子カルテとの連携が進められている。「さらにオンライン診療にも機能対応すると聞きました。これが実現すれば、子育て中の女性医師による在宅診療も可能となり、当院の診療だけでなく医師の働き方改革にもつながります」と、大橋院長は今後の展開に期待を寄せている。

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大橋 博樹 院長

獨協医科大学医学部医学科卒業。聖マリアンナ医科大学病院や筑波大学附属病院等で総合診療内科に携わる。川崎市立多摩病院開院準備に参画し開院とともに総合診療科医長に就任。東京医科歯科大学臨床准教授、日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療専門医、日本プライマリ・ケア連合学会副理事長。

多摩ファミリークリニック

家庭医療専門医(家庭医)として研鑽を重ねてきた大橋院長が、「Total Family Care」のコンセプトのもと平成22年4月設立。地域在住の多世代の家族に対して内科、小児科のほか予防接種、乳児健診、禁煙外来、健康診断、訪問診療など幅広い診療を展開。さらに看護師や薬剤師による医療相談にも対応している。