導入事例
お客様の声をご紹介します。セコム・ユビキタス電子カルテの導入にお役立てください。
「被災の経験から、電子カルテはクラウド型と決めていました。」

茨城県水戸市で急性期医療を主体に、介護老人保健施設も併せ持つ 医療法人誠潤会水戸病院。新たに導入した「セコム・ユビキタス電子カルテ」について、 同病院の土田博光院長をはじめ各部門の担当者にお話しを伺いました。
東日本大震災の経験により電子化を目指す。
「2011年の東日本大震災で当院も大きく被災しました。あのとき紙カルテに不安感を抱き、電子化を強く意識しました。また時代の流れとしてもデジタル化は必須といえます。」と、土田院長は今回の導入理由を語る。 導入にあたってまとめ役となった山田医師は、要件として主に2点をあげた。ひとつは、院内のオーダリングシステムをはじめ画像管理や栄養、バイタル測定器といった各部門の既存システムとの連携、もうひとつは医療法人内の介護老人保健施設「きんもくせい」との介護・診療情報の共有だ。 「この2つの主要件を満たすことはもちろんですが、震災の経験から、災害に強いクラウド型で行こう、という既定路線がありました。院内にサーバーを置かないので、被災時の復旧や継続利用が容易だからです。さらにセコムは万一に備えて、バックアップ用のサーバーを院内に立てることも提案 してくれました。これならネットワークが遮断された場合も診療が継続できます。加えて〝セキュリティのセコム〞というブランドヘの信頼感もありました。(山田医師)」 こうして導入決定後、約6か月間の構築期間を経て、2020年1月に稼働開始している。
セコムは細かな改善に対応してくれる。
運用にあたっては「電子カルテ委員会」を発足、各部門の担当者に加えてオブザーバーとしてセコムの担当者が集まり、業務の中で電子カルテを使いやすくするために細かく話し合っている。「この会議で出た改善点の中で、電子カルテ側で解決できるところはセコムにやってもらっています。例えば温度板は、当院の使用状況に合わせて細かく改善してもらって使いやすくなりました。(山田医師)」 現状の使い勝手を各部門の担当者は次のように述べている。「画像管理システムと連携しても反応スピードが変わらず、ストレスなく使えます。(山田医師)」「毎朝、その日の検査オーダーを確認し、準備できるので、作業効率が上がりました。(小野技師)」「当院のプライマリーナーシングに合わせて、自分の受け持ち患者さんの一覧が簡単に表示できるよう、セコムで調整してくれました。おかげで毎日の看護スケジュールが立てやすくなりました。(高野看護師)」 要件のひとつだった介護老人保健施設との診療やオーダー情報の連携も順調に稼働、業務の円滑化に寄与している。「今後、介護医療院の新設も視野に入れています。その際、この電子カルテも活用できるでしょう。こうした規模の拡大に対応できる点も、セコムのクラウド型の利点だと思います。」と土田院長は将来を見すえている。
土田 博光 院長
1982年 東京医科大学医学部卒業。2000年 誠潤会城北病院院長、心臟血管外科部長に就任。2011年 東京医科大学心臓血管外科 客員准教授。2013年 誠潤会水戸病院院長。日本外科学会指導医・外科専門医、心臓血管外科専門医、循環器専門医、救急科専門医、レーザー専門医、日本プライマリケア連合学会指導医・家庭医療専門医、等
医療法人誠潤会 水戸病院
被災を契機に2013年に水戸に移転、免震構造により新病院を建造。心臓血管リハビリテーションセンター、カテーテル手術と開創手術が同時に行えるハイブリッド手術室などを完備。心臓血管外科、循環器内科をはじめ、総合診療科、内科、外科、リハビリテーション科など12診療科目を標榜、病床数43床、2次救急指定病院。












