導入事例

お客様の声をご紹介します。セコム・ユビキタス電子カルテの導入にお役立てください。

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医療法人普照会 もりえい病院

「拠点連携も、システム連携も、クラウドだから実現できた。」

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三重県桑名市で診療と介護の多拠点展開を行っているもりえい病院。 2012年に導入した「セコム・ユビキタス電子カルテ」により取り組んでいる 医療DXとその効果について森孝郎理事長にお伺いしました。

5拠点、16システムとの連携を実現

「セコムの電子カルテは2012年に導入しましたが、それ以来、我々の診療に合わせて改善してもらっています」と森理事長。
まずあげられるのが、遠隔地の施設との電子カルテ連携だ。附属の伊勢湾岸クリニックのほか3つの介護施設ともりえい病院の5拠点で、セコムの電子カルテ情報を共有できるようにした。その際、介護業務でも効率的に使えるよう細かな機能改善も行っている。
さらに、医療・医事システムとのデータ連携も進めている。測定したバイタルを電子カルテに自動で取り込める「セコムKalin」や、看護師のシフトを自動生成できる「看護配置マイスター」といったセコムのソリューションはもちろん、PACSや画像診断、各種検査、外来の受診待受、問診、自動精算機など多くの他社システムとの連携を行っている。さらに、データの取り扱いに高度な専門性が求められる化学療法システムも含め、連携しているシステムは16にも及ぶ(取材時)。
もりえい病院では以前、サーバー設置が必要なオンプレミス型電子カルテで同様のことを目指していた。しかし思うように開発が進まず、クラウド型のセコムヘの切り替えに踏み切った経緯がある。「遠隔地との連携も、他社システムとのデータ連携も、柔軟性と拡張性の高いクラウドだからできたと思います。しかも、これまで10年以上にわたって地道に対応してくれた。とても信頼しています(森理事長)」。

セコムの電子カルテが進める医療DX

「もりえい病院は、地域密着型で自己完結型の病院を目指しています。患者さんとのファーストタッチから診察、検査や手術、そして治癒、退院まで我々が一貫して関与したい。だから、そこで使うツールは1つにしたかった。用途ごとにシステムを立ち上げるのではなく、すべてを1つの電子カルテにまとめたかったのです。」と森理事長はセコムの電子カルテ導入の目的を語る。
現在、もりえい病院とその関連拠点の医療・介護は、セコムの電子カルテとそれに連携した医療・医事システムが支えている。介護施設での日々の記録は、病院側の電子カルテにも連携される。介護施設の入所者が病院に受診した際、医師は介護施設で入力した記録も見ながら診察。そのまま入院となった場合も、初診時の問診情報やバイタル情報、検査結果など患者さんの情報はすべてセコムの電子カルテから参照、確認できる。
まさに、医療DXと呼ぶにふさわしい革新がここで進んでいる。業務負荷が大幅に軽減され、看護師や医療スタッフが本来の業務に専念できるようになった。看護師は電子カルテ情報をもとに日常的にカンファレンスを行い、それぞれの患者の理解を深め看護に役立てている。その一方で以前は月平均5時間以上あった残業時間が、現在は30分前後に減った。
「今後はAI活用により、一段と高度で先進的な医療サービスを提供していきたい」と、森理事長はさらに構想を広げている。

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森 孝郎 理事長

1977年、三重大学医学部卒業。1983年、国立がんセンター中央病院、1985年以降、ケンブリッジ大学アデンブルックス病院、ピッツバーグ大学Presbyterian病院で海外勤務を経験。1987年帰国し、社会保険羽津病院(現:四日市羽津医療センター)、三重大学大学院医学系研究科第2外科を経て1993年、森栄メディカルクリニックス設立。外科専門医、消化器外科専門医・指導医。

医療法人普照会 もりえい病院

1993年、森栄メディカルクリニックスとして三重県桑名市に設立。2016年、現在の病院名に変更。内科、外科、消化器外科等、全22診療科を標榜。急性期病床34床、緩和ケア病床20床。関連施設に、桑名市東部地域包括支援センター、もりえい病院付属伊勢湾岸クリニック、老健きそさき、介護老人保健施設 ビオトープさくら、社会福祉法人慈幸会 特別養護老人ホーム すいせんの里。