健康管理に「投資」する － 経営層のための会員制人間ドックとは

「体が資本」という言葉の通り、組織を率いる経営層の方にとって健康は事業の土台。経営層の健康は、事業の継続に影響します。医療の進歩とともに、慢性疾患と付き合いながら働く方も増え、予後について一概にはいえませんが、がんを例にすると、罹患（りかん）して休職から復職までにかかる日数の中央値は6か月半という研究結果（※）があります。肺がんや食道がんなど種類によってさらに休養期間が長くなる傾向です。

休職でビジネスが停滞すると、事業の損失だけでなく、復職後の治療時間や費用、家族のQOL（Quality of life）まで含めると本来得ていたはずの時間や利益がそのまま損なわれます。社会的な影響力が強い人ほどその影響は大きいものです。
※東京女子医科大学　がん患者の病休・復職コホート研究より

日本人の「予防可能なリスク要因に起因するがんの経済的負担」は、約1兆240億円におよぶという調査結果（※）があります。「予防可能なリスク」とは、喫煙、飲酒、過体重、運動不足、感染、食事などの生活習慣や環境要因のこと。加齢は止められませんが、これらは対策できるため地道にコツコツと「予防医療」へ投資できるかどうかが、5年、10年後の健康の鍵になります。予防医療への取り組みは、長期的な資産形成の差として現れるでしょう。
※国立研究開発法人国立がん研究センタープレスリリースより

予防医療の分野では、さまざまな特色あるサービスが提供されています。中でも「高級人間ドック」「会員制人間ドック」は予防に徹底して取り組みたい方におすすめです。一般的な人間ドックとの違いは、検査だけでなく、その後の継続的なケアにあります。健康状態に関わらず、専任の医師や医療従事者によるパーソナライズされた健康管理の仕組みが整っていることが特徴です。症状が出たあとに手を打つのが一般的な医療ですが、理想の健康状態に向けて、検査や改善に取り組むのが予防医療です。

「高級人間ドック」「会員制人間ドック」は、加齢に伴い予防医療に取り組みたい方、ビジネスや事業を継続するために長期的な視点で自身の健康に投資したい方に選ばれています。

「高級人間ドック」「会員制人間ドック」では、会員のプライバシーにも配慮されています。会員専用フロアや完全個室の診察室といった設備が充実し、予約制による運営で待ち時間が少なく、小さな症状から病気の問題まで安心して相談できる環境が整っています。

会員専用のラウンジや女性専用ラウンジは、穏やかに過ごせるホテルのような非日常性と機能性を兼ね備えた空間が特徴です。また、診療の最初と最後に関わる受付スタッフは専任制の施設もあり、ホスピタリティにあふれた応対が受けられます。

「会員制人間ドック」の大きな特徴は、会員専属の医師、看護師などの専門家とじっくりと時間をかけて相談できることです。一般の病院は多くの患者さんを短時間で診る体制がほとんどですが、会員制人間ドックは会費制で運営され、プライベート診療や人間ドックは会員に限定されるため、余裕を持った受診が可能です。

その中でも会員一人ひとりに主治医が付く「主治医制」のメリットは、自分の話を聞き、見守ってくれる医師が付くことで「検査までに血液検査の結果を改善させよう」と、具体的な行動につながりやすいことです。お仕事等で忙しい方ほど健康をあと回しにする傾向があるでしょう。自分との約束は難しいものですが、主治医制は「健康管理のパートナーが伴走する」という適度な緊張感と安心感が、価値でもあります。

セコムの会員制健康管理サービス「セコム健康くらぶKENKO」（以下、KENKO）は主治医制の「会員制人間ドック＋健康管理サービス」です。KENKOでは人間ドック後のフォローに重きを置いています。主治医は時間をかけて健康状態を詳しく説明し、会員からの質問にも丁寧に答えます。これは会員が検査結果を「自分事」として捉え、具体的な行動に移せるようにするためです。

詳細な説明を受ける時間が取れない方のために、各検査の専門医が所見を記載し、専門分野の垣根を超えた議論も踏まえた総合的な判断を記載した結果報告書をお渡しします。この報告書は20ページを超える詳細な内容で、過去の結果を見返す際にも非常に役立ちます。再検査や治療が必要な場合も、主治医が一貫して関わります。プライベート診療の体制も整っているため、具合が悪くなったときに「どの診療科を受診すべきか」と悩む必要がなく、発熱や腹痛、アレルギー症状なども気軽に相談できるので安心です。

さらに24時間対応の電話による会員専用の安心ホットラインもご用意。これらすべての情報は電子カルテに集約され、サービスをご利用いただくほどに医師と会員の相互理解が深まり、価値が高まっていきます。

セコムグループは、セキュリティサービスで培った長年の経験と「安心」を提供する実績に基づき、医療分野においても包括的なサービスを提供しています。救急から療養まで対応する病院をはじめ、訪問看護、介護付きシニアレジデンスなどの総合的なメディカルサービスを展開しています。KENKOは、セコムの知見を予防医療の分野で具体化したサービスです。

KENKOが目指す「安心」には大きく2つの側面があります。一つは専門医療機関、大学病院、専門の医師とのネットワークや連携のしくみ、それに付随する医療機器や設備など「医療の質」への安心。もう一つは、医師、看護師、管理栄養士、保健師、事務の専任スタッフらのチームが、会員をアットホームな雰囲気で迎え、受診時の不安にきめ細やかにお応えする、「人や居場所に対する安心」です。

医療の質の面では、KENKOの人間ドックは国内有数の検査設備と検査項目数を有しており、報告書の作成は主治医と８名以上の専門医による３層判定体制で行います。主治医を中心にした専任の医療チームで会員の治療にあたり、同施設内の専門医とも連携して最適な診療を受けられます。

また、必要に応じて都内近郊の大学病院、提携病院にて診療が受けられるように手配もいたします。会員の方の紹介料は無料です。

次に人や居場所への安心の面。病院に来たときだけ血圧が上がってしまう方がいるほど、医療機関に対して緊張感や苦手意識のある方もいらっしゃいます。KENKOでは気軽にスタッフを頼っていただけるよう、リラックスして話しやすい雰囲気づくりを心がけています。

例えば、検査の際には苦手な検査の有無、内視鏡の女性検査スタッフの希望などを保健師がお伺いし、看護師は診療のサポートや検査のご案内、管理栄養士は食事や栄養面のサポートをいたします。医師に聞き忘れたこと、細かな手続きに関する質問もスタッフがフォローします。

人間ドック受診時には、ご昼食にレストラン「ミクニマンスール」による「おいしく体に良い料理」をコンセプトにしたフランス料理をご用意しています。

提供されるのは、会食の機会が多く美食の方にも満足していただける美しいコース料理。レストランでお出しする料理のほか、入院患者用の病院食の提供も行う「ミクニマンスール」の管理栄養士は、調理師資格も保持しています。栄養と満足度を徹底して追求した食事は、少なからず心身に負担のかかる検査と検査の合間に、よろこびのある時間を提供します。

レストランで提供する料理は、世界的に著名な三國清三シェフがプロデュースしています。高カロリーになりがちなフランス料理を、ヘルシーでありながら、見た目、味、満足度のある一品として両立させるプロの知恵が全ての工程に取り入れられています。

・野菜の切り方や火の通し方でコクを出す
・バターやオイルを多用せず、蒸しやグリル調理でカロリーダウン
・ソースは油分、塩分、高カロリーな食材を控え、風味や旨みで満足感を出す

素材選びや切り方、火の通し方や見た目で味にコクや満足感を出す、料理の奥深さを堪能できます。

5年、10年後の健康を見据えた投資として会員制人間ドックの価値と、会員制健康管理サービス「セコム健康くらぶKENKO」のサービスを紹介しました。ビジネスや社会活動を止めることのできない方にとって、会員制人間ドックはプライベート診療の時間の効率の良さにも価値があるでしょう。さまざまな予防医療のサービスがありますが、理想のあり方に向けてご自身にあったしくみを取り入れることが大切です。

あんしんのセコムが提供する会員制健康管理サービス「セコム健康くらぶKENKO」では、高精度の医療機器を駆使した総合人間ドックを提供しています。脳腫瘍や脳梗塞の早期発見につながる頭部MRIや、がんの発見に威力を発揮するPET/CT検査、小さな肺がんも見逃さないマルチスライスCTなど、さまざまな検査を受けられます。

会員ひとりにつき、一人の主治医と保健師、看護師、栄養士からなるチームが、健康的な日常生活や食事、運動習慣、体調管理まで丁寧にサポートし、アドバイスを行います。また、会員専用安心ホットラインでは、病気や身体に関するご相談に24時間体制で対応しており、お気軽にご相談いただけます。