健康的な生活を維持するためには、主治医やかかりつけ医など、医療の専門的な知識を持つ存在が欠かせません。主治医やかかりつけ医は、病気や怪我の治療を行う医師ですが、一般的に、それぞれの特徴や役割は異なります。
本記事では主治医とかかりつけ医の違いや、それぞれの特徴について詳しく解説します。相談すべき医師を探している方はぜひ参考にしてください。
厚生労働省によると、主治医とはある患者の病気や怪我の治療に関して主たる責任を負う医師を指します。主治医が行う主な行為は、病気や怪我の人に対して適切な治療を行うこと、継続的かつ全面的にサポートを行うことです。病気の予防や再発防止、健康管理まで担当するケースもあるでしょう。(※)
以下で主治医の特徴について、もう少し詳しく解説します。
※出典:厚生労働省. 「外来医療(その3)<主治医機能について>」. https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000025681.pdf, (入手日付2022-12-5).
主治医は、病気や怪我の状態はもちろん、希望している治療内容や過去の病歴などを含めて、患者のことを最もよく理解している存在といえるでしょう。それぞれの病院の方針によりますが、一般的に病院には複数の医師や保健師などが在籍しており、患者の治療に対してチームを組んで対応するケースが多いです。チームが組まれている場合、話をする医師や治療方針が頻繁に変わるようでは、患者は安心して治療を受けられません。
チームのリーダー的な存在となる主治医を決めておくことで、患者の状態を深く理解したうえで適切な治療方針を選択できます。患者側としては、自分の理解者がいることで、安心して治療を受けられるでしょう。
主治医は治療のリーダー的な存在ではありますが、すべてひとりで対応するわけではありません。患者の状況を見極め、必要なタイミングで別の専門医へつなぐケースもあります。
例えば心臓の病気と脳の病気では専門分野が異なるため、同じ病院内の別の医師に診察を依頼する場面もあるでしょう。患者が複数の病気を抱えているケースも多いため、適切なタイミングで別の専門医を紹介しなければなりません。状況によっては、ほかの病院や介護施設を紹介するケースもあります。
かかりつけ医とは、病気や身体のことについて気軽に相談できる医師のことです。さまざまな病気の知識を持ち、地域の医療を支えています。風邪をひいたり身体の不調を感じたりしたとき、いつも同じ内科を受診している場合は、その医師がかかりつけ医といえるでしょう。(※)
※出典:厚生労働省. 「『かかりつけ医』ってなに?」. https://kakarikata.mhlw.go.jp/kakaritsuke/motou.html, (入手日付2022-12-5).
かかりつけ医は病気のことはもちろん、身体の変化や健康状態について何でも気軽に相談できる存在です。健康診断や予防接種なども含め、日常生活を健やかに送れるよう身近な場所でサポートしてくれる医師といえます。
複数のかかりつけ医にサポートしてもらうケースもあります。内科や耳鼻科など複数の病院に定期的に通っている場合は、内科の医師だけではなく、耳鼻科の医師もかかりつけ医です。病気の予防や早期発見につながるため、信頼できるかかりつけ医を探しておくと良いでしょう。
かかりつけ医から大きな病院に紹介された場合、病状や普段の状況などが詳しく伝わるため、病院を移ってもスムーズに治療を受けられる利点があります
今回は、主治医とかかりつけ医の違いやそれぞれの特徴を解説しました。違いについて、おさらいしましょう。
主治医は病気や怪我の状態を含めて、患者の状況をよく理解している存在といえます。健康を維持するためにも、信頼できる医師を見つけておきましょう。
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