健康な体づくりを目指すうえで大切なのが、生活習慣の改善です。食事の栄養バランスが崩れたり、睡眠サイクルが乱れたりしていると、思わぬ体の不調につながる可能性があります。テレワークの導入や少人数での飲食・外出の増加など、新型コロナウイルス感染症の流行によって日々の暮らしが大きく変わりました。新型コロナをきっかけとして、できるところから健康習慣を身につけましょう。
この記事では、生活習慣の改善方法やコロナ禍の健康づくりのポイントを解説します。
健やかな生活を送るためには、日々の生活習慣を見直すことが大切です。体の不調を感じている人は、運動・食事・睡眠の3つの生活習慣を改善しましょう。健康な体づくりのポイントは3つあります。
健康な体づくりの第一歩は、毎日の運動習慣だといわれています。運動習慣といっても、どのくらいの強度の運動を続ければ良いのでしょうか。
厚生労働省は2013年に「健康づくりのための身体活動基準2013」を発表し、健康状態を維持するための身体活動(生活活動および運動)の基準を公表しています。(※)厚生労働省の基準の特徴は、18~64歳の年齢層と65歳以上の高齢者に分けて、身体活動の推奨レベルを設定している点です。
65歳以上 | 強度を問わず、身体活動を毎日40分 |
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18~64歳 |
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健康づくりに向けた身体活動の例として、ジョギングや自転車こぎのような有酸素運動、ストレッチ、バランス運動、適度な筋力トレーニングなどが挙げられます。いきなり激しい運動をするのではなく、無理のない範囲で始めることが大切です。
※出典:厚生労働省. 「健康づくりのための身体活動基準2013(概要)」. https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002xple-att/2r9852000002xppb.pdf, (入手日付2022/12/16).
健康な体づくりには、栄養バランスのとれた食生活も欠かせません。食生活を改善するときは、主に以下の2点を意識しましょう。
まずは食事の栄養バランスがとれているか、食事の量が適切かなど、食事内容を定期的に見直す機会をつくることが大切です。仕事の付き合いや旅行先での食事など、どうしても外食せざるを得ないケースもあります。その場合は無理をせず、前後の食事で栄養バランスをとるようにしましょう。
睡眠の質が低下すると、日中の疲労がとれなかったり注意力が散漫になったりと心身に不調が表れます。
睡眠には2つの周期があります。夢を見やすい「レム睡眠」と眠りが深い「ノンレム睡眠」です。健康な人の場合、レム睡眠とノンレム睡眠をあわせた周期を90分ごとに繰り返す睡眠サイクルが形成されています。
睡眠の質を高め、健全な睡眠サイクルを維持する方法として以下のような習慣を取り入れてみましょう。
新型コロナウイルス感染症の流行により、私たちを取り巻く生活環境は大きく変化しました。特ににテレワークの普及などで外出機会が減り、在宅時間が延びたことで生活習慣に影響が出ています。コロナ禍ならではの生活習慣改善に取り組むことが大切です。コロナ禍の健康づくりのポイントにはいかのようなものがあります。
在宅時間が延びた結果、身体活動量が減った人が多くみられます。特にテレワークやリモートワークで働いている人は、家にいるときも座ったままの状態で仕事をしがちです。30分ごとに3分程度の時間を目安にして、立ち上がって体を動かす習慣を取り入れましょう。
また新型コロナをきっかけとして外出の機会が減り、健診・検診を受けるのをためらう人も少なくありません。がんや心筋梗塞、脳卒中などの生活習慣病は、目に見えないところで進行しています。定期的に健診・人間ドックを受診し、体に不調がないかチェックすることが大切です。
今回は、生活習慣を見直して健康的な体づくりを目指すためのポイントを紹介しました。健康的な体づくりを目指すうえでのポイントは以下のとおりです。
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